働き方改革取り組み事例一覧
両立支援
厚生労働省の「くるみん」や「えるぼし」の認証を受けるとともに、「愛知県ファミリー・フレンドリー企業賞表彰」も受賞した碧海信用金庫では、仕事と生活を両立するためのさまざまな制度について、活用に向けた工夫をしています。
例えば、出産・育児・介護などライフイベント別に利用できる制度をまとめた「両立支援ハンドブック」の作成。いつでも見られるようイントラネットに掲載するだけでなく、説明会や勉強会を通じて全員に周知しました。その結果、配偶者が出産した際に取得できる「配偶者出産特別休暇」や、子どもの熱などの看病の際に取得できる「看護休暇」、家族を介護する際に取得できる「介護休暇」など、その時々に必要な休暇制度を利用する職員が増加しました。
また、碧海信用金庫の特徴的な制度の一つでもある、家族の行事などで使える「ファミリーフレンドリー休暇」は、取得できる対象者を拡大し、令和2年4月からはパート職員も取得可能に。従業員一人ひとりのライフイベントに合わせて安心して働き、活躍できるよう両立支援に努めています。
職員が育児休業の取得や復職後の短時間勤務制度などを利用することを「当たり前」ととらえ、周りの理解や協力体制が根付いています。そのため、女性の産前産後休業・育児休業の取得とともに、復職率は100%を誇ります。また男性職員に対しても、個別に育児休業の取得を促すアナウンスなどを実施。その結果、男性の育児休業取得率が厚生労働省の調査による7.48%(令和元年度雇用均等基本調査)を大きく上回る31.8%(令和元年度)までアップしました。
また、育児休業中の支援も充実。研修室を開放し、取り扱う商品や制度など仕事に関する最新情報を自由に閲覧できるようにしたり、復職の3か月前から託児所の利用料の補助がある育児休業復職前研修を実施し、復職に向けた不安の払拭を図っています。そのほか、豊田市近隣の支店を含むブロック内では復職後に短時間勤務者同士が交流できる場も設けています。育児も大切にしながら、仕事にも全力で取り組める、そんな環境づくりを心がけています。
豊田地区LA 係長 寺田 菜穂子さん(左)、豊田支店 酒向 梓さん(右)
「以前勤務していた店舗で育児休業を取得した男性職員がいたので、『自分も子どもが生まれたら取得したいな』となんとなく思っていました。その反面、『男性が育児休業を取れるの?』とも思っていたので、実際に自分が取得できたときは、職場環境の良さを感じましたね。」
「今回は短い期間の育児休業の取得でしたが、妻にも喜ばれ、私も家族ができた喜びや親としての責任感をより大きく感じることができました。また、仕事に対する励みにもなり、令和元年度上期の新人賞を獲得することができました。もし2人目の子どもができることがあれば、次はもう少し長く育児休業を取得したいと考えています。」
豊田支店 久住 賢太さん
「妊娠中は仕事と両立できるか不安なときもありましたが、両立支援ハンドブックのおかげで、その不安は解消しました。つわりなどで体調不良時には『マタニティ休暇』を取得したほか、使える制度をフルに活用しながら産前産後休業に入るまで乗り切りました。復職する際も、育児休業復職前研修が受けられ、経営管理部との面談もあったので、あまり不安は感じませんでした。」「現在は短時間勤務制度を利用して働いていますが、朝夕30分単位で最大2時間短縮できるのが当金庫の制度の魅力ですね。私は朝1時間遅く出勤し、夕方1時間早く退勤しています。また、私が勤務する高岡支店では、私を含め2名が短時間勤務で働いていますが、退勤時間が近づくと、周りから「そろそろ時間だよ。」と声をかけてもらえるのもありがたいですね。ライフスタイルが変わっても安心して働き続けることができています。
高岡支店 係長 板倉 明日香さん
第8回(令和2年度) はたらく人がイキイキ輝く事業所表彰
主な事業 | 金融業 |
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所 在 地 | 豊田市喜多町5-55 |
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H P | https://www.hekishin.jp |