働き方改革取り組み事例一覧
多様な働き方
「昔から大好きだった子どもと関われる仕事に就きたいと思い、保育業界へ。子どもたちと心で触れ合う仕事だからこそ、働くスタッフが何よりも重要だと感じています。これまで、せっかくやりがいを持って働いてきても、勤務形態の条件が合わずに辞めてしまう人を何人も見てきました。もっと誰もが気持ちよく、やりがいを持って、いつまでも働き続けられる環境にしたい。それこそが保育の質の向上に直結するからです。そんな思いからスタッフが幸せに働ける保育園を目指しました」と、諸井さん。
まず取り組んだことは、保育士一人一人が、ライフスタイルに合わせて勤務できる正社員制度の導入でした。週5日で1日8時間勤務の他、週5日で1日6時間勤務や週4日で1日8時間勤務。さらにお盆や年末年始は休み、もしくは短時間勤務にする。早番、遅番、土曜出勤の免除など、いくつものパターンを作りました。
「何でも相談しあえる雰囲気です!」 保育士同士のチームワークも良い
当然勤務時間が減れば給与もダウンしますが、女性のライフイベントに合わせて多様な働き方が選択できることと、就業時間の前後10分を超えての出退勤を原則禁止とし、1分単位で勤務時間に計上できるなど、給与体系も明確にしたことで、安心して働けると離職率も低下。スタッフからは、「多様な勤務形態が助かっています」「就業規則も明確にしてくれるので安心です」といった声が上がり、働きやすい環境整備に対する評判は上々のようです。 現在スタッフは総勢47名。2018年の10月に新たに認可保育園を設立し、計3カ所体制となりますが、新規の採用活動も順調で、求人に対する不安は一切ないとのことです。
「新たな独自の正社員制度の導入にあたり、もっとも重視したのがコミュニケーションです。スタッフは忙しいので、私が3つの保育施設を回り、全スタッフからヒアリングを実施しています。軸となる制度は作りましたが、あくまでも運用はフレキシブルにと考えています。自分の生き方は自分で決めるべき。職場でもその選択の自由があるべきだと思っていますから」と、諸井さんは語っていました。
代表取締役 諸井拓海さん
第6回(平成30年度) はたらく人がイキイキ輝く事業所表彰
主な事業 | 保育事業 |
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