働き方改革取り組み事例一覧
トップの方針・職場風土
SDGsの達成を目指して事業展開や職場づくりを進めている池田事務器。主要ゴールを「5:ジェンダー平等を実現しよう」「8:働きがいも経済成長も」に置き、取り組みを拡大しています。
例えば、同業種の営業・渉外部門においては圧倒的に男性が多くを占める中、令和2年度に営業職を希望する意欲ある女性を採用。組織の中で多様な視点や考え方が生まれ、従業員同士のコミュニケーションや営業活動も活性化するなど、好循環が生まれています。
同じく令和2年度には、雇用形態や部署を問わず全ての女性従業員で構成する「女性活躍推進委員会」を発足。「どうしたら楽しく働くことができるか」の視点で、商品やサービス、店舗の運営や働き方など、メンバーがテーマを決めて意見を交わします。既に「店舗内を改装してコワーキングスペースを設置してはどうか」など、自社の事業の強みを生かしたアイデアも出されています。
代表取締役 池田 靖典さん
これまでもパート従業員の正社員への転換を積極的に行ってきましたが、全ての従業員にやりがいを持って働いてほしいという思いから新たなポストを創設。早速、パートで働く女性従業員の中からチーフ職とリーダー職にそれぞれ4人と1人を登用したほか、今後は副店長への起用も進めて行く予定です。このような役職者への登用は、本人のみならず他のパート従業員のモチベーションアップとともに、店長の負担軽減、仕入れや販売において新たな工夫などが生まれています。
「SDGsに取り組むきっかけは、一般社団法人豊田青年会議所での活動でした。自社に置き換えて考え、まずはできるところから取り組みを始めました。女性活躍推進委員会は活動が始まったばかりですが、自分が働く会社の未来をより深く考える従業員が増えたように感じます。また、普段の業務においても、部門を越えてコミュニケーションが活発になったように見えます。今後も女性従業員を対象とした研修や異業種交流、活動のノウハウなど社外資源を活用しながら、自律的な活動を後押ししていきたいと思います。」
「仕事の内容や責任、女性活躍推進委員会での発言や自主的な活動など、従業員にとっての『やりがい』は一人ひとり違うので、事業所として一つでも多く『やりがい』と思える仕組みや環境づくりを大切にしていきたいです。」
第8回(令和2年度) はたらく人がイキイキ輝く事業所表彰
主な事業 | 小売業 |
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所 在 地 | 豊田市御幸本町1-193 |
T E L | 0565-28-0518 |
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