働き方改革取り組み事例一覧

リョーエイ株式会社

組織改編・職場風土改革により、残業時間削減などより働きやすい環境へ

ワーク•ライフ•バランス/休暇の取得促進•残業の削減

ワーク•ライフ•バランス/休暇の取得促進•残業の削減

新たな組織体制、新たな働き方

 経営トップの交代をきっかけに、平成30年度に働き方改革を盛り込んだ3か年計画を策定し、令和元年度から大幅な組織改編や社内制度の見直しとともに風土改革を図ってきたリョーエイ。従業員のやりがいや働きやすさとともに生産性の向上を追求するために課題を抽出し、明確な目標を設定し取り組みを進めています。
 これまで技術部は3つの部署があり、それぞれが独立して業務にあたっていましたが、人員の配置を含めた大幅な組織の再編ととともに、部署間で相互に応援できる体制を構築しました。また、設計図面が完成し手元に届くまでの手待ち時間が課題だった加工を担う部署では、令和2年10月からフレックスタイム制を試行。仕事の状況に合わせて勤務できる仕組みを作り、令和3年1月から本格的な運用が決まりました。
 このように効率的な働き方を追求してきたことにより、残業時間は令和元年度から令和2年度にかけて32%の削減に成功しました。また、もともと有給休暇が取得しやすい職場でしたが、毎年取得率が伸びています。

定期的な経営トップのメッセージの発信と
従業員との接点づくり

 経営トップのメッセージは、年3~4回開催する「全社会同」で会社方針や上期Reviewなどとともに従業員に直接届けると同時に、従業員の声に耳を傾けることが重要と考え、階層別に経営者と懇談するカジュアルミーティングを開催。また、年1回従業員意識調査を実施したり、経営者と従業員代表が意見交換を行ったりと、従業員との接点を多く設けています。これらの機会を通して従業員から出された要望をもとに、育児短期間勤務の期間を小学校就学の始期までに拡充したり、現場のトイレを増設するなどしています。
 「経営トップと直接懇談したり、従業員同士のコミュニケーションが取れる機会を多く設けているので、人との距離が近いのが特徴です。コミュニケーションが取りやすいのは、働きやすい職場環境に欠かせない要素だと思いますし、今後も従業員や役員など役職の壁や、部署ごとの壁を取り払っていき、会社全体が一つのチームとなって、同じ方向を向いて働くことができる環境を目指していきたいです。」

定期的な経営トップのメッセージの発信と<br />
従業員との接点づくり 総務部 人事総務課 奥村 実央さん

第8回(令和2年度) はたらく人がイキイキ輝く事業所表彰

リョーエイ株式会社

主な事業 自動車関連設備設計開発、製造組付
所 在 地 豊田市本地町4-52
T E L 0565-29-6060
H  P https://www.ryoei-jp.com