働き方改革取り組み事例一覧

トリニティ工業株式会社

健康経営を推進し  より働きやすい環境を整備する

トップの方針・職場風土

トップの方針・職場風土

健康経営とは従業員とその家族の全員が豊かであること

 「安全は経営の根幹である」との方針のもとで「安全なくして作業なし」を合言葉に、会議やミーティングの前には必ず「我々は、安全ルールを守り、守らせます」という安全唱和を行い、すべての従業員が日々安全作業を心がけているトリニティ工業(株)。2019年9月に社長自らの「健康宣言」を発信されました。「会社にとって最も重要な財産は従業員であり、その家族も含めた全員が心身ともに健康で豊かな生活を送ることが『良い品』『良い仕事』を創造する原動力となります。その原動力により『お客様のよろこびと感動』を生み出し、社会貢献に繋がるものと考え、明るく楽しく元気よく、いきいきと働ける会社づくりを推進しているとの考えから、人事グループが主導し、より働きやすい環境づくりに取り組んでいます」と前田さん。
 まずは、モラルサーベイ(従業員満足度調査)により多く寄せられた福利厚生を見直してほしいという意見のもと、選択型福利厚生制度カフェテリアプランのサービス拡充を実施。さまざまなジャンルから福利厚生を選んで受けることができるシステムにより、従業員のニーズに応えるかたちへと進化しています。「私はスポーツ観戦が好きなので、主に甲子園の観戦チケットにカフェポイントを利用します。その他にも車検や住宅賃貸、防災グッズの補助などの生活用品にも使えて重宝しています」と、目黒さん。前田さんは「社員食堂の利用券に毎日使用し、私だけでなく妻も私の昼食を気に掛けずに済むので助かっています」と。また「私は家族旅行に行くことを楽しみにしていて、旅行だけに絞ってカフェポイントを積み立てています」と、中村さん。従業員だけでなく、その家族も恩恵を受けられる仕組みづくりが福利厚生サービス拡充の鍵となっています。

健康経営とは従業員とその家族の全員が豊かであること 経営企画部 企画室 人事グループ グループリーダー 前田高宏さん(右)、 中村尚世さん(中)、目黒識貴さん(左)

有能な人材が長く働き続けられる会社を目指して

 「人事の取り組みとしては、男女や理系文系を問わず積極的に採用を進めています。継続的に人材を確保していくことが、より良い未来に繋がると考えているからです」と前田さん。また、ダイバーシティへの意識が高まる時代において柔軟な働き方ができるように試行錯誤され、近年は苦労のすえ生み出した制度の利用が浸透・定着したため、育児・介護による離職者は減少し、制度の普及を実感されています。
 目黒さんは、「近年では女性従業員も飛躍的に増え、職場全体の雰囲気は明るく伸びやかです。そういった風通しの良い風土が今後も根付くよう、女性を対象としたセミナーを導入しました。女性がいくつになっても健康であり続けるために、女性特有の病気への理解を深めて啓発するセミナーです。人事においても有能な人材が長く働き続けることのできる会社を目指して、今後も働き方改革に邁進していきます」と語ってくださいました。

有能な人材が長く働き続けられる会社を目指して 経営企画部 企画室 人事グループ 目黒識貴さん

第7回(令和元年度) はたらく人がイキイキ輝く事業所表彰

トリニティ工業株式会社

主な事業 塗装設備設計・製作・施工
所 在 地 豊田市柿本町1-9
T E L
H  P https://www.trinityind.co.jp/