働き方改革取り組み事例一覧

トヨタ自動車健康保険組合

経営戦略の一つとして自ら健康増進を実践し、組合員へも発信

推進体制

推進体制

日々の取り組みは健康経営優良法人として評価される

 平成28年度に創設された「健康経営優良法人(経産省)」の認定制度をきっかけに、さらに健康増進の取り組みを加速させてきたトヨタ自動車健康保険組合。事業所内の階段への消費カロリー表示、1日2回就業時間内に職場体操を実施するほか、希望する従業員全員へウェアラブル端末を貸与し、歩数や睡眠の質の管理、部署対抗で歩数を競うイベントを開催するなど、従業員の健康増進を図っています。このような取り組みを含む様々な点が評価され、平成30年度から継続して「健康経営優良法人」に認定。また、スポーツを通じた健康増進も進め、平成30年度から継続して「スポーツエールカンパニー(スポーツ庁)」の認定を受けています。
 事業所内には、健康診断や健康教室の来訪者向けの健康器具を設置したヘルスケアエリアを整備。1階と4階に区画を作り、ステッパーやバランスボール、懸垂マシーン、身体の歪みをチェックする器具などを置き、従業員も休憩時間などに自由に利用できるようにしています。適宜体を動かしたり、リフレッシュしたりできる環境を作り、従業員の健康の増進と仕事の生産性向上を図っています。

新型コロナウイルス感染症の感染防止対策のための工夫

 新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、集約していたオフィスを分散化しました。打ち合わせスペースには飛沫感染防止のアクリル板を設置、時間も15分程度までと手短に行うようにし、分散オフィスをまたぐ打ち合わせはWEB会議を利用するなど工夫をしました。また、健康診断や健康教室の来訪者用(職員も共用)の事業所内トイレの水栓をこの機会に非接触型の全自動水栓に改修。接触面を減らすことで拡大防止に努めています。

ヘルスケアエリアは、健康増進だけでなくコミュニケーションの活性化にも

 「ヘルスケアエリアは、当初は『本当に利用してくれるだろうか』という不安もありましたが、役職者が率先して利用し始めたため、従業員も気軽に使える雰囲気に。また、備え付けられているバランスボールに乗りながら仕事の情報交換をしている場面も見られます。『リラックスして会話ができた』という声もあり、健康増進のために導入したエリアですが、さまざまなかたちで有効活用され、良かったなと感じています。女性従業員の割合が多いため、今後は女性特有の病気への啓発など女性の健康についての取り組みをより強化していきたいと考えています。」

ヘルスケアエリアは、健康増進だけでなくコミュニケーションの活性化にも 総務室 企画グループ 宇津木 栞さん

第8回(令和2年度) はたらく人がイキイキ輝く事業所表彰

トヨタ自動車健康保険組合

主な事業 健康保険事業
所 在 地 豊田市丸山町6-22
T E L 0565-28-0087
H  P https://www.toyotakenpo.jp