働き方改革取り組み事例一覧

トヨタ自動車健康保険組合

両立支援制度を拡充し、柔軟な働き方が可能な環境をつくる

両立支援

両立支援

働き方の多様なニーズに応え、育休からの復職が当たり前に

 仕事と生活の両立を実現するため、さまざまな両立支援制度を拡充し運用しているトヨタ自動車健康保険組合。育児との両立支援では、育児短時間勤務や深夜勤務・所定外労働の制限について、小学4年生までの子どもを持つ従業員を対象としています。中でも大きな特徴は、短時間の勤務時間を6時間、6.5時間、7時間から、始業時間も15分単位で選べるようにしているところです。また、介護との両立支援では、介護休業の期間を最長2年まで取得可能にしています。このような制度の拡充や制度を利用しやすい環境を作ることにより、令和元年度の育児休業からの復職率は99.1%。今後は、これまで対象者が少なかった男性の育児休業や配偶者出産特別休暇の取得促進も図っていきたいと考えています。
 「これまで多くの両立支援制度を拡充してきましたが、これを『当たり前』とするのではなく、それらの制度を従業員がお互いを尊重して利用するからこそ、意義があるのだと感じています。助け合いの風土が根付いているからこそ、制度が有効に機能し利用されているのが当事業所の特徴です。」

働き方の多様なニーズに応え、育休からの復職が当たり前に 総務室・総務グループ長 豊田 麻記子さん

コアレスフレックスタイム制や離業の仕組みで、
より柔軟な働き方を可能に

 昼休憩時間を変更し、コアレスフレックスタイム制の活用を促進。勤務時間をより柔軟に調整することで、今まで翌日に処理していた業務を当日に処理できるようになりました。一人ひとりのライフスタイルに合わせた柔軟な働き方ができるので、従業員からは好評です。また、子どもの病気の看護だけでなく子どもに関する事由であれば、子ども1人あたり8日、2人以上で13日相当を15分単位で取得できる「看護時間(特別休暇)」制度により、フレックスタイム制の対象とならない育児短時間勤務で働く従業員の両立支援を図っています。
 また、フレックスタイム制には「離業」(いわゆる中ぬけ)の仕組みを取り入れています。1日あたりに定められている就業時間を確保すれば、離業を活用することで有給休暇を取得するまでもない軽微な私用を済ませることができます。
 「私は、昼休憩と離業を組み合わせて、親の入退院の送迎を行いました。昼休憩と組み合わせると効率的に時間を使えるのが魅力ですね。同世代の従業員が多いので、日々の会話の中で『私はこのように離業を利用しているよ』というようなアイデアを共有し合い、より柔軟な働き方を職場全体で実践しています。フレックスタイム制で働く私にとって、離業はとても使いやすい良い仕組みです。」

第8回(令和2年度) はたらく人がイキイキ輝く事業所表彰

トヨタ自動車健康保険組合

主な事業 健康保険事業
所 在 地 豊田市丸山町6-22
T E L 0565-28-0087
H  P https://www.toyotakenpo.jp