働き方改革取り組み事例一覧

トヨタケ工業株式会社

完全在宅勤務やOPEN INABU活動との両立など、新たな仕組みにチャレンジ

多様な働き方

多様な働き方

週5日の完全在宅勤務。大切な従業員の意欲と能力を生かす
どこにいても従業員が働き続けられるように

 製造業の総務・管理の仕事に興味を持ち、稲武に移住をして平成30年4月にトヨタケ工業㈱に入社した製造部品質管理Gの衣斐さん。結婚・出産を機に令和2年には稲武から離れた場所に住むことになり、通勤も難しく会社を辞めなければならないと思っていたところ、横田社長が週5日の在宅勤務を勧めてくれたそうです。
そのいきさつを横田社長はこう話します。「従業員にパソコン仕事が苦手で業務負荷が大きい方がいたため、そこを衣斐さんに補ってもらうことで現場の負荷を減らすことができると思いました。また、現場の仕事が終わってから取り掛かっていたまとめ仕事など、昼間の時間に処理してもらえるようになったため、仕事の効率も上がりました。」
衣斐さんは「現場あっての仕事のため、メールだけの連絡ではなく電話やZOOMを使い、現場の困りごとを聞くなど、コミュニケーションをとることを心がけています。また、プライベートと仕事の切り替えをするために自宅でも勤務時間中は制服を着るなどして工夫しています。」

“INABU BASE PROJECT”での新しい働き方が好循環を生むコマの軸に

 “INABU BASE PROJECT”とは、平日週3日は事業所で、土日2日は同地区でツアーガイド業などをするトヨタケ工業㈱が進める“3日×2日”の新しい働き方のことです。
「稲武に来た方に会社と地元を好きになってもらうきっかけとなっています。また、従業員が副業で得られたノウハウを本業に活かすことができるなど、好循環を生むコマの軸となっています。」と横田社長。
INABU BASE PROJECTでツアーガイドのボランティア活動をしたことをきっかけに稲武に移住し、平成31年4月から働き始めたという遠藤さんは、「3日×2日の働き方に魅力を感じて入社を決め移住してきました。もともと興味を持ったのはツアーガイドの仕事でしたが、本職の仕事も奥深さを知ることができました。自分の好きなことを副業としてやりながら本業でもやりがいを感じているため、両方ともいい刺激になっています。」と話してくださいました。

第9回(令和3年度) はたらく人がイキイキ輝く事業所表彰

トヨタケ工業株式会社

主な事業 自動車シートカバーの裁断、縫製
所 在 地 豊田市桑原町中山形28
T E L 0565-82-2501
H  P https://www.toyotake-kogyo.co.jp