働き方改革取り組み事例一覧
両立支援
育児休業の取得者が毎年度30人程度に上るあいち豊田農業協同組合では、育児休業からの復職は、本人の希望を踏まえつつなるべく早くフルタイムで復帰できるようなサポートに重点を置いています。
育児休業から復職する2か月前に復職後の働き方について面談を行い、子どもを預けるこども園などの施設や親御さんの家に近い拠点に配属するなど、勤務場所を考慮。また、育児短時間勤務の時間帯も職員の希望に応じて柔軟に対応しています。
また、男性職員の育児休業の取得も推進しており、令和元年度から2年度にかけては4か月間や8か月間など、長期間の取得も浸透し始めました。取得期間など職員の希望がかなうよう、職場全体で協力体制が整っています。
育児に限らず、仕事と生活の両方が充実するよう、残業時間の削減や有給休暇の取得を促進。勤怠システムにより残業時間を管理するほか、終礼の実施を徹底するために終業5分前にチャイムを鳴らし、仕事の区切りをつけています。
「通算4年の育児休業を経て復職した際は、職場内の雰囲気が大きく変わっていて、周りの職員が早く帰っていることに驚きました。ここ数年で、残業時間は劇的に減少していると実感しています。」
ワーク・ライフ・バランスに対する意識と行動が、残業時間の減少や有給休暇の取得率向上につながり、年々働きやすい職場に変わっています。
総務部 総務課 松山 真実さん
「この仕事はこの職員しか分からない、その職員が居ないと仕事が進まないなど、仕事の属人化は組織として業務の遂行や、対外的にも大きなリスクとなります。また、特定の職員に仕事の負荷が偏ることは、残業時間や有給休暇の取得の偏りにもつながります。このような仕事の属人化を解消するために「手順書」を作成し、常に最新の手順書を共有フォルダで管理しています。仕事の負荷を平準化することで、グループとして仕事の効率化、生産性の向上を図っています。」
人事部 労務厚生課 課長 糀谷 実雄さん
第8回(令和2年度) はたらく人がイキイキ輝く事業所表彰
主な事業 | 総合農協 |
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所 在 地 | 豊田市西町4-5 |
T E L | 0565-31-2326 |
H P | https://www.ja-aichitoyota.or.jp |