働き方改革

　トヨタ自動車の安全健康推進部から独立する形で設立した豊田安全衛生マネジメント。令和2年9月現在、従業員44人中28人が65歳以上と、トヨタグループで技能職や基幹職として勤め、定年退職した方の第2の活躍の場となっています。これまで培ってきた知識や経験を生かし、トヨタ自動車の工場内で工事の安全指導、会員企業を対象とした作業責任者研修の講師や安全衛生コンサルタンティングなど、製造現場の保全・安全衛生マネジメントに従事しています。75歳まで働き続けることができる環境を整え、「定年後も働きたい」という意欲ある方々の希望をかなえています。

「前の職場を定年退職後、数か月は『これから何をしようかな』という状態で暇を持て余しながら過ごしていました。ここに入社が決まったときは、また働くことができると思うととても嬉しかったです。これまでの知識や経験を生かすことができるのも喜ばしいことでした。」
　「現在は講習会の講師や救命救護トレーナーとして働いています。自分で考えながら仕事を組み立てられるので、面白さも感じながら取り組んでいます。65歳を超えていますが、新しいことも勉強しながら、これからも挑戦し続けようと思っています。」

安全推進部　松﨑 秀俊さん

　「私が従事しているのは、OSHMS（労働安全衛生マネジメントシステム）の評価員です。これまでの知識や経験を生かし、土木分野などのコンサルティングを行っています。70歳を超えても自己裁量がある仕事を続けられるのが嬉しいですね。評価にあたり法律を調べることも多いのですが、法律は奥深いので常に学び続けていきたいと考えています。
　また、職場では健康づくりのため、昼休みにストレッチなどの軽い運動をしています。自身の健康を保ちながら仕事ができる環境もありがたいですね。キャリアも健康も維持できる環境で、これからも生涯現役を目指し活躍していきたいです。」

社長付　武田 勇さん