働き方改革

　同一労働同一賃金の対応が求められる中、豊田安全衛生マネジメントでは、4年前から従業員一人ひとりの将来を見据えた育成を行う方針に転換。事業所としてステップアップやキャリア形成を全力で支援するので、その分成長を見せてほしいと従業員へ伝えました。
　管理職向けには年3回の外部研修受講を推奨。現状のステージに必要であろうセミナーを個人ごとにピックアップし、受講を促しています。また、令和2年度は「とよたキャリアカレッジ」にも登録。1年を通して希望者が誰でも参加できるように運用し、主に女性従業員の成長・定着率アップを図りました。さらに、パート従業員にも正社員と同じ仕事を任せ、必要に応じて電話・来客対応などビジネスマナー研修なども実施。このように役職や雇用形態を問わず、全員が成長し続けられる環境を作っています。

　「平成30年度に階層別研修でアンガーマネジメント研修を受け、『怒りのコントロール方法』を学びました。最初は自分のためだったのですが、徐々に『巡回先の面談の際にイライラしている人に心を落ち着ける方法を伝えたり、パワハラを未然に防ぐことができたりするのでは？』と思うようになり、令和元年度に「アンガーマネジメントファシリテーター」の資格を取得しました。保健指導や巡回先の面談で役立てることができるだけでなく、社内のパワハラ防止講習の講師としても活躍の場をいただき、資格を取って良かったと思っています。次は衛生コンサルタントの資格を取得し、保健師の視点を活かして『安全衛生』のことも考えられるように成長していきたいです。」

健康推進部・保健師　宇都宮 友美さん

　「現在はパート保健師として働いています。食に興味があると話していたときに、上司から、食事で生体リズムを整え、コンディションを上げていくことを提案できる『食コンディショニングアドバイザー』の資格について教えてもらいました。製造現場にはいろいろなリズムの働き方の人がいるので、一人ひとりにあった指導・提案に役立てたいと思い、講座を受講しました。雇用形態にかかわらず、資格取得などを応援してくれる環境があるので、『いい仕事ができるように頑張ろう』と思えます。

健康推進部・保健師　國友 美保さん