働き方改革

　豊和化成㈱では、労使協同で従業員へのアンケートやモラルサーベイの実施、組合員から直接声の吸い上げ等、従業員の意見を拾い上げる機会を多数設け、その内容や社会の流れなどをもとに労使協議を行い、制度や取組に反映しています。
　「会社が目指す未来の姿に対し、会社と労働組合が対等かつ建設的に意見を伝えあう場としています。労使一体で解決に向けた施策を行うことで、会社の成長とともに、従業員にとって働きやすい働きがいのある職場づくりにつなげています。」と総務室室長の松永さんは話します。
　実際に育児短時間勤務の適用期間を延長するなど、従業員からの意見が制度に反映された事例もあり、「短時間勤務が延長されたことで、子どもを預けることによる不安が解消された。」という声がありました。

労働組合　執行委員長　宇野義規さん

　30年来の人事制度を改定するにあたり、均等待遇の観点から、雇用管理区分や職位・役割定義の改定を行いました。評価基準の見直しと明確化を行い、従業員の不公平感の解消と納得感が得られる制度になっています。　

　従来の毎週水曜日に加え金曜日をノー残業デーに設定しました。定時の日が定着し、「早く帰るために」という意識をもつ従業員が増え、業務の改善や効率化を追求するようになりました。結果、他の日に残業時間が増えるということもなく、従業員のワーク・ライフ・バランスに寄与しています。