働き方改革

　碧海信用金庫全体では、約1,300人の職員のうち、120人弱がパート職員。正規職員と同等の仕事をしているスタッフパートもおり、多くのパート職員が活躍しています。
　そこで、一定の勤続年数や意欲、資格取得状況などに基づいた「正規職員登用制度」を導入しています。令和元年度は3人を正規職員へ登用しました。基本的には本人の希望に応じて制度を案内しますが、日々の会話や面談の中で、将来のキャリアや展望を聞き、所属長が推薦し登用を促すこともあります。「私なんてまだまだ……」となかなか踏み出せない職員もいるので、その場合には所属長が声をかけ、背中を押しています。
　また、出産・育児などの理由により退職した職員の再雇用制度も導入。退職後5年以内であれば復職できる仕組みにより、キャリア形成を支援しています。

経営管理部　副部長　加藤 照樹さん

　「私は10年ほどパート職員として働いてから、正規職員になりました。働き始めたころは正規職員登用制度が無かったんですが、途中で制度ができ、支店長から声をかけてもらったこともあり、『同じ働くなら、頑張ってみようかな』と、挑戦を決めました。新入職員と一緒に検定試験を受けながら、登用に必要な資格を取得していき、無事に登用されたときは嬉しかったですね。今後も検定試験や資格に挑戦しながら、仕事の幅を広げていきたいと考えています。」

　「もともとは派遣職員として勤務していたのですが、職場の雰囲気が良く『長く働きたい』と思い、フルタイムのパートへ転向しました。その後、正規職員と同等の仕事を行うスタッフパートになり、段階的に働き方を変えてきました。正規職員を目指したきっかけは家族の応援があったからで、子どもの学校卒業と同時にチャレンジしました。正規職員になってからは、意識が変わりましたね。パート職員の手本になれるよう、日々頑張っています。」

（左）豊田寿町支店　熊谷 縁さん （右）豊田西支店　河合 久美さん