働き方改革

　「全ての従業員が前向きで活気が溢れる場を創る」ことを目指している淺野機械工業所では、毎年度各部ごとに重点取り組み項目を策定します。令和2年度、総務部では「時間外労働の削減」と「ハラスメント防止対策」を重点取り組み項目に掲げ、毎月進捗を管理し現場と役員が共有しています。
　時間外労働の削減の取り組みとして、タイムカードと出退勤記録により適正に労働時間を把握し、全従業員の時間外労働の状況を各所属長に周知。残業中の監督者となる役員や管理職も交代制としています。

総務部　総務課　課長補佐心得　榊原 尚生さん

　労働施策総合推進法等により令和4年4月からは中小規模事業所も義務化されるハラスメント防止対策。現在は努力義務ではあるものの、最優先に取り組んでいます。各職場にはハラスメント防止の啓発や社外の相談窓口を周知するポスターを掲示。社内の相談窓口となる担当者が関連するセミナーに参加し、社内の対応マニュアルを作成しました。
　「みんなが安心して気持ち良く働くことができる職場は、ハラスメントを解決するための対応も大切ですが、それよりも『防止』することが先決と考えています。今年度作成したマニュアルをしっかり運用していきたいです。」
　これらの二つの重点取り組みは、令和3年度も引き継がれます。

総務部　総務課　主務　大鋸 胡桃さん

　「私たちの会社は、従業員の声を経営層や役職者に届けやすい風土があるので、まずは何事も『言ってみる』ことを大切にしています。仕事ができる、できないだけでなく、積極的に提案を行ったり、改善に努めている点も評価されるのが嬉しいです。勤続年数がそんなに長くない私を主務という役職に登用していただいたので、今後は後輩が働きやすい環境を作っていきたいと考えています。」