働き方改革

　遊都では、経営理念の策定をきっかけに、同社が1番大切にしている「おもてなし」の実践とともに従業員の「成長」や「やりがい」を創出するため、さまざまな取り組みを進めています。
　例えば「心からのおもてなしプロジェクト」は、クレドカードを作成・配布し行動規範を全従業員が共有するとともに、研修を通じて本質を追求。また、「おもてなし」を実践する従業員にスポットが当たるよう、独自の評価制度とコミュニケーションづくりをしています。

人事部　次長　都筑 康史さん

　プロジェクトの一つ「ドリームマネージャー」は、半年ごとに従業員が作成するドリームマップの中から選ばれた「夢」を、プロジェクトのメンバーとともに各店舗の従業員が協力してかなえます。業務に生かせるスキルの習得のほか、自動車の運転免許の取得や結婚式で披露するギターの演奏技術の上達など、これまでかなえてきた「夢」はさまざま。
　「夢をかなえたいけれど、なかなか言い出せないという人も、書くことで一歩を踏み出せます。夢の達成に向けて取り組むことを通じて、何に対しても自発的に行動できる人が増えてほしいと考えています。」

　平成23年に富士山登山から始まった「パッションチャレンジ」。仕事以外の目標を持ち、多くの経験ができる機会を作ろうとスタートしました。これまでには東北や熊本の被災地でのボランティア活動やチャリティイベントを開催。また、有志で参加する県内で開催される100キロウォークは、開催時期が近付くと自然に話題が上がるほど、従業員にとって大きなイベントとなっています。参加者と完歩をサポートする側の一体感が、仕事でも強いチームワークを発揮しています。
　「100キロウォークはずっとサポートする側でしたが、同性で私よりも年上の当社の会長が参加すると言ったとき、『一緒にやってみよう』と挑戦を決意しました。歩いている間、周りが絶えず手厚いサポートをしてくれて、店舗を越えて交流も深まりました。完歩できたときの達成感はとても大きかったです。」

「ドリームマネージャー」プロジェクト