働き方改革

離職率が高くなったことをきっかけに「会社を変えていかなくてはいけない」と考え、令和元年に社長自ら経営計画書の作成を始めました。社長面談を年1回行い、従業員の声や変化に気づけるような機会をつくり、そこで挙がった従業員の声を次期の経営計画に盛り込みました。より従業員の声を大切にした方針となっています。
このことで、令和3年度の離職率は大幅に改善され、トップダウンではなく、従業員とともに会社をつくっていく風土が会社に根づきました。

「どれだけ時代が変わっても、お客様がスムーズに免許を取得できるように、全力でサポートすることは変わりません。」と話す今野社長。
「現在はAIシステムを導入した自動車学校なども増え、人に替わるサービスが増えています。その中で、当社は新しいシステムの導入も積極的に行うとともに、従業員の『人間力』を大切にしていき、他社との差別化を図りたいと思っています。」と今後の展望を語ります。

人事評価の納得感を高める360度評価制度（評価シートを基に上司・同僚から評価を受ける制度）から従業員の教育支援を目的とした自己研鑽支援（従業員の希望するセミナー受講や教材購入）まで、幅広く人事育成・やりがい創出に向けた取り組みを行う㈱トヨタ中央自動車学校。
令和３年度からは従業員の人間力向上を目的とした社員教育委員会を設置。
清水さんは、「今後、他の部署での業務を体験してもらうことで、相手の立場も考えてスムーズに無駄なく仕事が進められるように、他部署研修の実施を予定しています。職員が気持ちよく会社にいることがいい仕事につながると思います。」と意欲的に話します。

代表取締役社長 今野公介さん

◆総務課 係長　清水 奈穂美 さん

働き方改革により社内の雰囲気が変化　

従業員の成長を会社もサポートしてくれるのでありがたいです。外部研修やセミナー受講などの機会もあり、知識や技能の習得だけでなく、所作を身に着けられる場もあるので、新人教育にも役立っています。
また、経営計画書ができたことによって、これまでは言葉で制度や会社方針等を伝えられることが多かったためイメージしきれなかったことが、文章にされていることでイメージがわきやすく、従業員全員が共通の認識を持つことができるようになりました。

◆総務課 係長　佐藤 佳奈 さん

手厚い支援で従業員の成長をサポート　

最近では、会社の仲間が家族のような関係になってきたのを実感しています。係長という立場としては、困っていること、嬉しいことも気軽に話してもらえるように、つながりを大切にしながら、さらに挑戦していきたいです。
また、メンバーとして携わっている社員教育委員会は、設置から1年ほど経ちました。従業員の挨拶の声が以前よりも大きくなったように感じます。このようなちょっとした変化が大きな力に変化していくといいなと思います。