働き方改革

　トヨタ中央自動車学校では、従業員が安定した生活を築くことと、お客様に愛され支持される会社を目指し、令和2年度に新しい経営計画を策定しました。5年後のビジョンを明確にし、人事・組織、人材育成や評価、面談や職場のコミュニケーションなどさまざまな角度から新たな制度や具体的な取り組みを明文化。従業員と共有するために小冊子にまとめ、全員に配布しています。計画は毎年進捗状況を確認し、さらに取り組みを深化させていきます。

　風通しの良い職場風土を醸成しつつ、従業員の満足度を高めるため、面談や目安箱の設置などボトムアップの仕組みを強化しました。月1回全従業員が参加する全体研修会や年1回社長による面談のほか、定期的に階層別の面談も実施。事前に会社カレンダーに組み込まれます。
　これまでに、子の看護休暇の運用拡大（1時間単位の取得）、役員とのランチコミュニケーション、事務所内の動線や教習コースの照明の改善など、従業員の意見や要望の反映は多岐にわたります。
　また、役員や人事担当者が豊田市や愛知県などが主催するシンポジウムやセミナーに参加後、自社の取り組みに落とし込むために従業員アンケートも実施しているほか、本人の希望により職種の転換制度も運用しています。

　お客様が卒業される際に顧客満足度を推し測るために実施しているアンケートでは、従業員に対する満足度も質問。敢えて受付担当や指導員の名前を挙げて意見や感想をもらうことで従業員がモチベーションをアップさせたり、自身を振り返ることができ、より良いサービスの提供につながっています。
　「現在在籍する指導員32人のうち、8人が女性です。女性のお客様の中には同性の指導員を望む声もあり、今後も積極的に女性の採用を拡大していきたいと思います。また、接客の目線や指導・アドバイスの仕方など男性の指導員が学ぶことも多く、サービスの質の向上にもつながっています。」

総務課　課長代行　西森 譲さん