働き方改革

　コンサルティング東海では、評価・給与制度をオープンにし、個別面談を実施。一人ひとりが希望するキャリアの形成やスピードに合わせ、目標チャレンジを設定するとともにKPIを確認し、達成に向けた支援策を一緒に考えます。キャリア形成の促進に関する規定も整備し、会社が求める人材と支援を明文化しました。
　また、業務に関する資格の取得やスキルの習得にとどまらず、常に学び続けてほしいという想いから社外セミナーへの参加も積極的に推奨。令和2年度は「とよたキャリアカレッジ」にも登録し、希望者が受講できる仕組みを整えました。
　「キャリアの考え方は人それぞれです。早く役職に就きたい人もいれば、昇進を望まない人もいます。『こうあるべき』という考え方ではなく、多様な価値観を受け入れることができる環境を作り、従業員が『チャレンジしたい』と思ったときに応援できる組織でありたいと考えています。」

　新しく仲間となった従業員には、役職や職種を問わず全員と係わる機会を作っています。それぞれの担当者から仕事を学ぶ体制を整え、練習と実践の機会を交互に経験しながら、着実にスキルを身に付けることができるように工夫しています。
　また、成長を続け、自分の適性を見極めキャリアの選択をしていく中で、新たな職種や分野へのチャレンジも積極的に応援。令和元年度は、従業員の1人が事務職から営業職へ職種転換の希望をかなえました。

　「以前は1から10まで1人でやる体制でしたが、8年ほど前から業務や役割を見直すようになり、みんなで協力して仕事を進めていく体制を作りました。誰でも進捗が分かるように対応履歴や日報を共有することから始め、これまで携わっていた人も、次に携わる人も安心して仕事に取り組むことができるようになりました。仕事の『バトンを渡す』イメージですね。」
　既にある手順書は日々更新され、また、新たに始める分野や業務もその都度作成し「誰もが分かりやすく、使いやすい」環境に。蓄積されたノウハウやスキルは、業務を進めるうえでも人材の育成においても大切な財産となっています。

取締役会長　山本 忠男さん