働き方改革

　グリッドウェブでは、従業員数により努力義務である女性活躍推進法における一般事業主行動計画を策定するとともに、その内容を「女性の活躍推進企業データベース（厚労省）」で公表。また、「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会（内閣府）」に賛同し、行動宣言により経営者としての方針を明確に示しています。具体的な取り組みの一つは、性別や勤続年数にかかわらず、仕事の内容や成果に見合った報酬を得る仕組みにより、従業員のモチベーションや働きがいを引き出す環境を作りました。「Photoshopが使える」「リーダーとして教育ができる」などスキルの評価とともに、サイトの広告運営などの実績を評価し、給与や手当に反映。必要なスキルを身に付けた上で成果を出す人材を育成しています。そうした事業所の方針や環境の中で、現在の従業員構成は結果として全員が女性となり、自ら掲げた年収の目標をかなえた従業員が複数います。
　女性の活躍推進をはじめ、国などの取り組みへの賛同などは自社HPやプレスリリースなどで積極的に発信しています。

　「ポジティブオフ運動（国交省、厚労省等）」に賛同し、有給休暇の取得を促進。従業員全員で仕事の内容や進捗状況を共有し、多能工化を進めることで休暇が取得しやすい環境を整え、令和元年度の有給休暇の取得率は96.7％を達成しました。
　そのほか、SDGsの取り組みとして「8.働きがいも経済成長も」「5.ジェンダー平等を実現しよう」の達成に向け、一般を対象としたライター講座やメディア運営講座を開催しスキルを身に付ける機会を作ったり、子育て中の女性を積極的に採用したりしています。

　「独立しようと思ったきっかけは、年功序列制度や勤続年数に準じた昇給などに疑問を持ち、もっと成果重視で仕事がしたいと思ったからです。そこから、独学でデザインやWebスキルなどを勉強し、数年後に、今の事業のベースとなる『広告』に出会いました。私は広告に出会ってバチッとハマったんですね。だから、従業員にもそういう瞬間を提供したいし、一人ひとりの人生の選択肢を広げたいと本気で考えています。」
　「当社は創業以来、残業・休日出勤ゼロを継続しています。言いすぎかもしれませんが、残業や休日出勤をしないと成果が上がらないのであれば、それは経営者の問題だと思っています。そして、スキルを身に付け成果を出せば、その成果に見合った報酬を得る。そんな会社を作っていきたいと考えています。」

代表取締役　松井 広知さん