働き方改革

多様な人材

多様な人材

性別ではなく、熱意と努力 学びの機会創出に尽力し、伝統文化の継承を

有限会社豊田煙火

女性の採用に伴い
「誰もが働きやすい職場づくり」を推進

 花火という日本の伝統文化を守り次世代に残していくために、若い人材の採用に重きをおいています。現在、3人の従業員はすべて女性ですが、「ここで働きたいという意欲のある人を採用したら女性だっただけ」と、代表取締役の青山さん。女性の採用に伴い、女性にとっても働きやすい職場環境の整備を進めています。例えば火薬を入れる容器は、一つ20kgの重さがあったものを、一つ10kgにしてより運搬しやすいコンパクトな仕様に変更。女性が扱うことを考えての変更でしたが、これは性別や年齢に関わらず「誰もが働きやすい職場づくり」について整備を進めることにも繋がっています。

女性の採用に伴い<br />
「誰もが働きやすい職場づくり」を推進 従業員 鶴飼葉月さん

大切なのは、やる気と努力
そして経験を積む機会の創出

 鶴飼さんは、花火を作りたくて就職活動をし、現在に至ります。豊田市と言えば「豊田おいでんまつり」の花火大会が有名ですが、すでに創作花火の玉の製造から打ち揚げまでを担っています。「新人でも仕事を任せてもらえるやりがいがあります。花火を上げていると見ている人の生の声が聞こえ、もっと頑張ろうと思います」と、鶴飼さん。鶴飼さんは大学在学中に「火薬類取扱保安責任者」の国家資格を取得。管理代理者に登用され、その資格を活かしています。「少人数ということもあり、どんどん技術を教え製作を任せています。性別や年齢ではなく、何事も本人のやる気と努力、そして経験を積むことが大事」と、青山さん。「他市の花火大会を見て勉強もします。今は競技大会には参加していませんが、鶴飼さんが一生懸命頑張ってくれていますので、また競技大会にも出ようかと話しています」。人材育成と経験を積む機会の創出に努めながら、文化と技術を継承できる手応えを感じています。

大切なのは、やる気と努力<br />
そして経験を積む機会の創出 紙を貼り、天日で乾かすことを繰り返す「玉貼り」作業。何重にも貼り重ねることによって玉が強くなり、花火の開き方や大きさが決まる

第7回(2019年度) はたらく人がイキイキ輝く事業所表彰

有限会社豊田煙火

業  種 煙火製造、販売
所 在 地 豊田市山中町乗越714-1
T E L 0565-42-1141
H  P http://toyotaenka.co.jp/

お問い合わせは、豊田市産業部 産業労働課 人材支援担当まで!

tel. 0565-34-6774

〒471-8501 豊田市西町3-60