働き方改革

損害保険ジャパン日本興亜株式会社愛知東支店豊田支社では、育休・産休などの制度をためらいなく利用し、子どものいる従業員も迷わず働き続けられる職場風土づくりに努めています。まず、育休・産休からの復帰を少しでもスムーズにするための制度として、在宅でも学べるラーニングを導入したり、職場復帰に向けた心構えを養い、準備するため、復帰予定者向けのセミナーを開いたりしています。また、そのセミナーには上司や同僚と一緒に参加することで、お互いの認識を高め合い、ブランクへの不安感を取り除いています。さらに、豊田支社では、産休に入る1ヶ月ほど前には一通りの業務を終え、余裕を持って引き継ぎをするための期間としています。また、復帰後にはリーダーと話をして、その従業員ごとに仕事量を調整しながらリズムを取り戻せるようにするなど、産休・育休前後の従業員への配慮を徹底しています。

損害保険ジャパン日本興亜株式会社 愛知東支店豊田支社 支社長 水野 教良さん

こうした制度は、社内のイントラネットや社内研修で情報を共有したり、上司からの声掛けで支社内の意識として根付かせています。子どもができた従業員が、「辞めるか、続けるか」で迷うことすらなく、「育休や産休を利用すること」も「復帰して働き続けること」も当たり前になっているのです。一緒に働く人も同じ感覚を持っているので、出産や育児で抜ける人がいればカバーすることも豊田支社の従業員にとっては「当たり前」なのです。実際に、取材を受けてくださった支社長の水野さんの知る限り、育休後に復帰せずそのまま辞めた従業員はいないそうです。仕事を続けていくための制度があっても、使わなければ意味がありません。それを従業員にしっかり利用してもらうことも、企業の役割なのです。損保ジャパン日本興亜豊田支店では、それを徹底することで、実際に働き続けられる職場風土をつくり上げています。