働き方改革

　仕事に誇りを持ち、明るく楽しく働くことで、会社も成長する。そんな想いから教育体制にも力を入れています。毎年300件以上の申し込みがある「こじまビジネススクール」は、業務に関する学びを中心に100の講座から学べる通信教育制度で、小島グループの社員は誰でも受講可能。修了すると受講料の補助があり、社員の自己啓発継続をサポートしています。「年間どれくらいの人が、どのような講座を受講・修了したのかを把握しています。ニーズを読み取り次年度の講座選定の参考にもしています」と、人材育成を担当する有田さん。自己啓発以外にも、社内教育のライブ配信やe-ラーニング化も拡大中。遠方拠点やグループ会社の社員もより受講しやすくなり、社内教育受講者数も増えています。

任命を受けた知識・技能豊富な社員が講師となり伝承

　「人に教えることで、講師も生徒も共に成長する」という社内「共有」の考え方から、ほぼ全ての社内講座を自前化。技能認定制度、専門知識の補填、県の認定技能や国家資格取得のための講座など約80講座が用意されており、内容に合わせ各種資格を持った社員が講師となって教えています。講師も担当している杉浦さんは、「『わかった！』という受講者の笑顔を見られるのがうれしい。一人でも多くの成長をサポートして、業務で力を発揮してもらいたい」と語ってくださいました。
　「今後は、『人間力』を高める教育もより充実させていきたい。自分の意見をしっかり言うようになったなど、受講者に変化が表れていることを聞き、手応えを感じています」と伊藤さん。情報機器を活用しながら行う教育と、フェイス・トゥ・フェイスで行うべき教育とを見極めながら、制度の拡大充実を目指しているそうです。

左から、総務人事部人材開発課　主担当員の杉浦利幸さん、同部同課の有田美香さん、同部主査の伊藤剛一さん