働き方改革

 共和産業では、現場の期間従業員の正社員登用を制度化し、定期的に登用試験を行っています。上司からの推薦をもらうことで、毎年決まった時期に実施される試験を受けることができます。制度化してからの2年間はそれぞれ10名前後ずつ正社員登用しています。
 期間従業員にとっても、正社員が一つの明確な目標となっていい影響が出ているそうです。登用試験を経て正社員になった北浦さんも、制度を知ってからは「正社員を目指して頑張ろうという気になった」と話してくださいました。人事総務部総務広報グループのリーダー石嶋さんも、正社員登用の制度が、期間従業員のモチベーションアップにつながり、従業員全体のレベルが上がったと感じているとのことでした。

共和産業株式会社 北浦 未来さん

　さらに、正社員登用制度は、人材の確保にも機能します。 　期間従業員として経験を経て正社員として採用されるということは、会社にその能力や特性を認められた上で雇用されるということ。それ自体がやる気につながり、配属先も自らの適性を考慮して決定してもらえるため、ミスマッチも起こりにくくなります。 　期間従業員から正社員というルートを明確化することで、会社にマッチする人材の定着率アップにも寄与することになるのです。

共和産業株式会社 人事総務部 総務広報グループGL 石嶋 克之さん