働き方改革

　2018年度より人事グループ主導のもと、本格的に働き方改革を行ってきたトリニティ工業（株）では、課題調査と従業員のモチベーション向上のためにモラルサーベイ（従業員満足度調査）の見直しを行いました。以前は社内調査として小規模でアンケートで行っていましたが、より専門的に深度をもたせるためにモラルサーベイを社外の専門業者に依頼。年に1回、全従業員を対象に匿名で行われる調査では、仕事の負担や職場環境、将来性や給与、人間関係や福利厚生に至るまでさまざまな分野の項目を設けWebフォームに入力。従業員の意識水準を確認し、課題を調査します。加えてフリーコメント欄を設け、従業員が自分の言葉で本音や思いを伝えることで意見を吸い上げられるように工夫されています。

経営企画部　企画室　人事グループ グループリーダー　前田高宏さん

　「従業員から出た意見や提案に対しては、優先度の高いものを取り上げて改革を実行しています。モラルサーベイで多く寄せられたのは、福利厚生を見直してほしいという意見でした」と前田さん。導入している選択型福利厚生制度を、ポイントで利用できるサービスの大幅な拡充を図り、さまざまなジャンルから福利厚生を選んで受けることができるようにしています。
　また、カフェテリアプランの利用促進を管理者会議で呼びかけ、ポスターの掲示やPC起動時のインフォメーション機能や社内報を活用し利用を呼び掛けています。前田さんに働き方改革実行の思いを伺うと「どんな環境であれ、昨年と同等という内容ではいけません。ひとつでも前へ、ひとつでも改善へという意識が良い職場環境づくりにつながります」と語ってくださいました。

社内ポスターの掲示でカフェテリアプランの利用促進