働き方改革

　「以前から、子どもが生まれたら特別休暇＋有給休暇で男性が1週間休んだり、子どもの行事や家族の体調によって休みを取ることは珍しいことではありませんでした。その流れから、ごく自然に男性が育児休業を取得します」と簗瀬さん。男性の育児休業取得率は、国の調査による5.17％（2017年厚生労働省発表）に対し、同社は17.6％とかなり高い。「育児休業の期間は個々の事情により、数日〜1年以上と様々。今後さらに取得者を増やしていきたいです」。

「当社は、子育て世代に限らず、有給休暇取得率も高水準です。」 人事部 人事企画室 主任 簗瀬友希さん

　こうした流れが生まれた背景には、上司とのコミュニケーションが良好で、個人的な事情に理解を得やすい風土があったようです。また、育児のための短時間勤務の利用は女性だけですが、コアタイムのないフレックス制度や在宅勤務制度は、男性でも育児や介護のために活用しやすくなっています。「今後は、育児休業後も活躍している男性をロールモデルとして紹介し、理解を深めていくつもりです」。