働き方改革

　トヨキン（株）の人事考課は、直接業務に関係する内容について上司との面談を年2～3回実施。さらに、仕事の成果や協力性に加え、職場内の普段の会話などから従業員の社会貢献につながる行動を把握し、管掌役員がそれらをもとに評価をアップする上申許可制度を運用。「横断中の高齢者を介助した」「事故を目撃した際にドライブレコーダーのデータを提供した」など、仕事以外の行動も評価されます。

専務取締役　福岡幸人さん

　新入社員の育成は、ブラザー制度により指導役の従業員が毎日密にコミュニケーションを図り、その状況を管理職や役員と共有。また、ジョブローテーションを実施し、従業員一人ひとりの仕事の幅を広げています。その結果、複数の従業員が育児休業を取得しても業務に支障が出ない体制づくりにもつながっています。さらに部署や経験に応じ、業務に必要な各種資格や大型自動車の免許の取得も支援しています。
　福岡さんは「従業員の長期的なキャリアの形成を目指し、全て正社員として雇用しています。また、人事考課やキャリアを形成する上で、育児休業の取得や短時間勤務は不利益になりません。」平成20年に一般職として入社した上村さんは、平成28年から約2年間の育児休業を取得し、短時間勤務で復職。令和3年に総合職に転換と同時に主任に昇進。こうしたケースは上村さんで2人目となりました。

営業部 上村久美子さん