働き方改革

　あいち豊田農業協同組合では、令和元年度から、年齢や勤続年数だけでなく、職員一人ひとりの能力を評価することに重点を置いた新たな人事制度をスタートさせました。目標設定やフィードバックのための面談を実施し、努力や成果の評価に対する納得感が高まり、モチベーションの向上にもつながっています。
　さらに、より良い組織運営を目指し、人事部組織も改編。人事部を「人材開発課」と「労務厚生課」の２課体制とし、人材育成とともに働きやすさと能力を十分に発揮するための取り組みを進めています。

　年1回、全ての正職員を対象に、希望するキャリアプラン、部署や配置の移動希望などの項目からなる「自己申告書」の運用を、任意提出で行っています。合わせて、各所属長を対象とした「職場意識調査」を実施し、職員や職場の現状とニーズを把握しています。
　また、階層別に実施する各種研修を細分化したりテーマや対象者を絞るなど、人材育成を強化しています。
　さらに、全国に広がるJA組織の強みを生かした取り組みとして、賛同するJA間で運用が始まっている、配偶者の転勤などによる退職者を相互に紹介したり受け入れたりする仕組みについて、あいち豊田農業組合も制度化し参画。居住地が変わっても、これまでの経験や習得したスキルを生かしながら活躍することを支援しています。

人事部　部長　岡田 満さん

　「私は金融で渉外を3年間担当し、入組4年目でリスク管理課に転属となりました。リスク管理課は、売上や契約数など成果を目に見えるかたちで表すことが難しい部署ですが、自己評価を行い、それに対して上司から評価に関してフィードバックを受ける機会があります。自身の強みや弱みをしっかり把握できるのは嬉しいですね。」
　自分自身の適性を見極めていくために、さまざまな部署の仕事の経験やチャレンジを応援する体制と、「新しいことに挑戦したい」と言える風土が根付いています。

リスク統括部　リスク管理課　藤井 遼太さん