働き方改革

　従業員3人、代表取締役の青山さんを合わせて４人という小規模ながら、従業員にとって何が必要か、より働きやすい職場となるにはどうすべきかを考え、さまざまな取り組みを行っている（有）豊田煙火。毎年作成される「経営指針書」には、会社の概要や歴史、前年度の振り返りや売り上げの推移とともに今年度の方針が示され、全従業員に配布しています。従業員が社長の考えや思いに触れ、会社の経営状況まで知ることができ、労使が共に働くという姿を目指して制作されています。
　また、採用面接が従業員参加で行われるのも、「共に働く」ための取り組みのひとつ。青山さんは、「面接で大切なのは、その人の人となりを知ること。一緒に仕事をするのはもちろん、一緒に心地よく過ごせる人なのかどうか、多くの時間を共に過ごす従業員の意見も大切にしたい。小さな会社だからできるメリットだと思っています」と語ってくださいました。

代表取締役　青山豊さん

　ワーク・ライフ・バランスの実現に向けた取り組みは他にもあります。「愛知県ファミリー・フレンドリー企業」に登録し、仕事と生活の調和を図る姿勢を打ち出したり、厚労省により開設された女性の活躍・両立支援総合サイト「両立支援のひろば」に登録し、仕事と介護を両立できる職場環境の整備促進のためのシンボルマーク「トモニン」を活用するなど、自社の取り組みを積極的にアピール。企業の魅力を伝えるだけでなく、従業員の意識啓発、職場の風土づくりにも役立てています。